赤ちゃんのホームケア

赤ちゃんが咳をしたとき、お母さんがすぐ出来る、対処法について、説明します。赤ちゃんのせきが出る症状があるときは、同時に、食欲が落ちたり、睡眠が浅くなったりします。まず、自宅で出来るホームケアは、室内を加湿して、赤ちゃんの呼吸を楽にしてあげることです。

咳をしている赤ちゃんを抱っこする時は、立てに抱いて、背中をトントンしてあげてください。これだけでも、赤ちゃんは呼吸が楽になります。赤ちゃんが、せきで寝つけない時のホームケアとしては、上半身の下に、座布団などを入れて、寝かせた姿勢から少し背中を立てるようにする方法があります。

赤ちゃんの咳が、コンコンと乾いたような咳の場合、洗濯物を室内に干すのも効果がある場合があります。湿度の目安は、50~60%と覚えておきましょう。お湯を張った洗面器を置いたりして、室内の空気の状態を変えるのも良いでしょう。湿度計や加湿器があれば、便利だと思います。

一向に赤ちゃんのせきが治まらない時は、水分を補給してください。炎症を起こしているのどが、少しは楽になります。脱水症状を防ぐためにも、水分補給はまめに行いましょう。咳をしたときのホームケアを知っておくことで、自宅でも、慌てずに赤ちゃんのケアをすることが可能です。私たち大人が咳をしたら苦しいように、赤ちゃんも同じく苦しいのです。

まだ、体が小さい赤ちゃんの咳は、体にも大きな負担がかかるものです。自宅で出来ることはしてあげるようにして、さらに、早めにお医者様に見てもらうことをお勧めします。風邪をこじらせると、さらに大きな病気に発展することも考えられます。咳を安易に考えず、赤ちゃんの健康管理をしっかりとしていただきたいと思います。

赤ちゃんがひきつけを起こした時の対処法についてお話します。突然、赤ちゃんが、けいれんやひきつけを起こしたときも、慌てずに、赤ちゃんの様子を観察することが大切です。顔を横に向けて、吐いたものが気道をふさがないようにします。刺激を与えないように、やさしくそっと体勢を変えましょう。


■赤ちゃんが吐きそうな時にするホームケア

赤ちゃんに吐き気がある時は、顔を横に向けて、吐いたものが喉につまらないように寝かせます。首の後ろにタオルを入れて、顔を横に向けたり、服のえりもとを緩めたりして、お母さんは、すばやく気道を確保します。この時、体を揺さぶったりして、刺激を与えないでください。赤ちゃんが吐いたときは、汚れたものをきれにして、次の吐き気を誘発させないように、ていねいに汚れをふき取ることが大切です。けいれんが治まり、吐き気がある程度落ち着いてきたら、受診するようにして下さい。


■けいれんが始まった時のホームケア

熱のひきつけは、5分以内に治まるものなので、慌てずに対処してください。ほとんどが、熱性けいれんなので、心配はないでしょう。受診のときに参考になりますので、熱性けいれんであれば、けいれんの時間を計ります。また、けいれんが左右対称であるかどうかも観察してください。治まったときに、まひや、意識障害がないかも冷静に見てください。大声で名前を呼ぶなど、刺激を与えず体を揺さぶったりしないように注意してください。

けいれんが治まり、赤ちゃんが落ち着いたら病院にいきましょう。夜間なら、救急車を呼んでください。症状が深刻なときは、後遺症の危険性も高くなるので、急いでください。もし、赤ちゃんが意識を失っていても、そのまま連れて行きます。お母さんは、病院に着いたら、発熱や嘔吐、けいれんの様子などを伝えます。

急なひきつけは、お母さんもびっくりしますが、大声をかけたり、体を揺すったりしてはだめです。落ち着いて行動するようにしてください。体を揺すったり刺激を与えることは、けいれんを長引かせることもあります。けいれんしている最中、病院に連れて行くのもやめましょう。安静にさせて、治まるのを待ち、お母さんも冷静にならなければなりません。舌をかまないように、ハンカチや割りばしを口にはさんだりすることも、しないようにしてください。

赤ちゃんの発疹を、少しでも自宅で対処することができたら、赤ちゃんもお母さんも、楽になると思います。赤ちゃんが発疹した時の対処法について、少し説明します。赤ちゃんの口の中に口内炎ができている時は、離乳食の内容に注意しなければなりません。湿疹は、かきむしらないように、お母さんが工夫してあげることが大事です。


■赤ちゃんが、かきむしる時のホームケア

赤ちゃんは、かゆみがあると、湿疹をひっかいてしまいます。しかし、かくことによって症状が悪化します。つめは短くしておきましょう。赤ちゃんのつめは、小さくて薄いので、はさみ型のつめ切りを使うようにしてください。爪を切るときは、しっかり押さえ、手や指が動かないように注意しましょう。赤ちゃんが寝ているときに切るのが、最も安全かもしれません。


■口内炎のときの離乳食は?

口の中の湿疹は、離乳食があたって痛がったり、口を開くのがつらかったりします。
離乳食は、ふだんより柔らかめにして、口あたりや喉越しがいいように、お母さんが工夫して与えるようにしてください。かんきつ類やお醤油などは、口内炎がしみることもあるので、注意して与えてください。


■あせもが出来た時のホームケア

室温が高すぎたりすると、赤ちゃんのあせもは、汗が原因で出てきたりします。汗で、症状が悪化し、かゆみが増すことがあるので、室温を上げすぎないように気をつけてください。ときどき、赤ちゃんの肌に触れて、汗をかいていないかチェックします。背中は汗をかきやすいのですぐにわかるでしょう。汗をかいていたら、着替えをさせて、いつもさらさらの状態にしておくことが大切です。


■脂漏性湿疹の時のホームケア

赤ちゃんの分泌された皮脂がたまると、脂漏性湿疹の原因になります。体だけでなく、頭も石けんで洗い流し、いつも清潔にしてあげましょう。石けんが体に残らないように、最後はきちんと洗い流すようにしてください。


■ほっぺがカサカサのときのホームケア

乾燥した空気や冬の寒気は、敏感な赤ちゃんの肌を刺激します。出かける時などは、ほおや手足などの外気に触れる箇所に保湿クリームを塗り、赤ちゃんの肌を守ってください。


■はしかや水ぼうそうの時のホームケア

はしかや水ぼうそうにかかった時は、他の赤ちゃんに移るので、接しないようにしなければなりません。また、赤ちゃんの免疫力も落ちているので、他の病気に感染することもあります。外出はしないようにしてください。

赤ちゃんが下痢をした時の対処法について、説明します。赤ちゃんの具合が悪いときは、離乳食は、いつもよりも柔らかめに作ってあげるようにしてください。下痢が続くと、赤ちゃんのおしりが荒れやすくなります。そして、赤くただれてしまうことがあるので、おむつ替えは、小まめに行ってあげるようにしてください。


■うんちが出るたびにお母さんがすること

下痢のうんちは、肌への刺激が強いので、かぶれの原因になります。便に気づいたら、すぐにおむつを交換し、洗い流したり、綺麗にふき取ったりして、汚れを取ってあげてください。そして、その後は、よく乾燥させてください。処方された薬がある場合は、薄くのばすようにつけます。この時、手はきれいに洗って薬をつけてましょう。ベビーパウダーをつける時の注意点ですが、水分がつくと、ベビーパウダーは汗腺をふさいでしまいますので、下痢のときはつけないほうがいいでしょう。清潔と乾燥が、ホームケアで出来る最も基本的なことです。おむつ替えの後は、細菌やウイルスが含まれていることが多いので、必ず手を洗い、二次感染を防ぎましょう。


■おっぱいや離乳食

赤ちゃんの体内の水分は、下痢をしていると、急激に失われます。脱水症状の心配があるので、水分補給はしっかり行ってください。果汁についてですが、糖分は下痢を悪化させることがあります。果汁を与えるのならりんごにしましょう。胃に負担をかける、ミルクや離乳食は、量を加減して、赤ちゃんの様子を見ながら与えてください。症状がひどいときには、離乳食を中断してください。


■下痢のときにダメな飲み物や食べ物について

・胃腸に負担がかかるもの(ミルクや母乳)
・飲み物で水分補給をする場合に与える物(イオン飲料や白湯など)
・下痢を悪化させるもの(果汁や糖分、かんきつ類)
・下痢の時に赤ちゃんに与える物(りんご)
・胃腸への負担を少なくするには(ミルクを薄めて飲ませる)
・脂肪分を多く含むもの(肉や魚など)消化しにくいものは避けましょう。

ホームケアを覚えておくと、急な下痢にも、慌てずに対処できます。しかし、必ず医師の指示には従ようにしてください。


■食中毒の予防

食中毒は、梅雨時から夏にかけて起こりやすくなります。湿度や温度で、細菌が繁殖しやすい季節に多く見られます。食中毒のほとんどは、細菌性のものなので、離乳食の時期が夏であれば、食材にはしっかり火を通すようにしてください。食材の保存にも注意して、調理器具も清潔に保つことが大切です。その他に、キャンピロバクター腸炎などは、ペットのふんから感染する食中毒の一種です。ペットに触ったら、石けんで手を洗う習慣をつけましょう。清潔感のある環境作りが大切です。

万が一、赤ちゃんが吐いてしまったときは、自宅で出来るホームケアを覚えておけば、慌てずに済むでしょう。そこで、赤ちゃんが吐いたときの対処法について、説明します。赤ちゃんが具合が悪そうなときは、離乳食は、消化の良いものや、喉ごしの良いものを選んで食べさせてください。医師から指示があった場合は、その指示に従うようにしてください。

例えば、熱があるときの離乳食は、小松菜と大根のおかゆ、下痢のときは、林檎パンのおかゆ、口内炎のときは、豆腐とオニオンのスープなどがいいでしょう。吐き気が治まらないうちは、無理に食事を与える必要はありません。ただし、水分補給を心がけてください。


■赤ちゃんが繰り返して吐きそうなときのホームケア

吐いたものが気管につまるため、赤ちゃんをあお向けに寝かせるのは危険です。吐き気が治まらない時は、顔を横に向けて寝かせ、丸めたハンドタオルや、クッションを使って、体を横に向ける工夫をしてください。首がすわっていれば、お座りの姿勢にしてあげましょう。赤ちゃんも楽になります。

■吐いた後のホームケア

吐いたものが口の中に残っていると、次の吐き気を誘発することがあります。ガーゼなどで、吐いた後の口を、きれいにふき取ってあげましょう。汚れた衣服も、すぐに着替えさてください。吐いた後は、飲み物を必ず飲ませてあげてください。一度に大量に飲ませると、水分補給ではなく、吐き気をもよおすことがあります。回数を多くして、少しずつ与えましょう。

母乳やミルクは、元気で食欲があり、吐く回数が少なければ問題はないでしょう。ただし、ミルクや母乳は、胃に負担をかけます。吐き気が強いときは中断してください。麦茶や白湯、イオン飲料などを水分補給に適しているでしょう。症状が治まり、吐く回数が少なければ、ミルクや母乳はいつもどおりに与えて大丈夫です。それでも心配なときは、主治医の先生に確認するようにしてください。

離乳食も、食欲があれば、いつもどおり与えても構いません。しかし、酸味の強いものは、食べさせないようにしてください。吐き気を誘発することがあります。吐き気が強いときは、水分補給だけにして、離乳食は中止してください。症状が治まった時は、柔らかめの、消化の良いものから食事をとらせることを始めてください。

赤ちゃんは、吐くことで水分が失われ、体が危険な状態になることがあります。嘔吐が激しいときは、脱水症状が起こる危険性もあるので、十分に水分補給をしてください。機嫌が良ければ、入浴しても問題はありません。しかし、長時間の入浴は、体に負担がかかるのでやめましょう。発熱や下痢、嘔吐が激しい時は、入浴を見合わせてください。

赤ちゃんの鼻がつまった時、自宅で出来る簡単な対処法について、説明します。鼻づまりのホームケアの対策としては、まず、部屋の乾燥を防ぐこと、そして、鼻の下の肌荒れをケアしてあげることが大切です。赤ちゃんの鼻がすっきりしないときは、蒸しタオルを鼻の下に当ててあげてみてください。ただし、タオルが熱すぎると、やけどをしてしまうので、タオルの温度にはご注意してください。
赤ちゃんの鼻に、鼻くそがつまっていて、指ではなかなか取れないというときは、綿棒などを使いましょう。無理に取ると、怪我をさせることもあります。また、赤ちゃんもいやがるでしょう。綿棒や、こよりで、鼻の入口を刺激させることで、くしゃみを出させます。赤ちゃんは動くので、綿棒やこよりが、鼻の奥に入らないように、十分気をつけ、目などに入らないように注意してください。

赤ちゃんの鼻水が治まらないときは、鼻吸い器を使いましょう。鼻の中にたまった鼻水は、きれいに取れるので、赤ちゃんもすっきりすると思います。鼻吸い器は、急に吸うのではなく、少しずつ加減して吸うようにしましょう。

赤ちゃんの鼻の下は、こすりすぎないように注意してください。鼻水は、赤ちゃんの敏感な肌がかぶれる原因になります。こまめにふき取ってあげましょう。柔らかい布や、ガーゼを、ぬるま湯でぬらし、そっとふき取ります。その後、乾いた布などで拭いてあげてください。

最後に、保湿クリームで肌を保護し、乾燥から守ってあげてください。自宅で出来るホームケアを知っておけば、赤ちゃんの鼻が詰まって苦しい状態の時でも、お母さんがすぐに楽にしてあげることができます。