よくある赤ちゃんの誤飲や窒息について、説明します。赤ちゃんは、5カ月頃になると、つかんだものを何でも口に持っていくようになってきます。この頃は、誤飲事故の危険性が高くなります。私たちの身の回りにあるものを、きちんと整理するようこころがけましょう。
赤ちゃんの行動範囲に合わせて、危険なもの、小さいものは片付けましょう。赤ちゃんは、かんだり飲み込んだりが上手にできません。喉にものを詰まらせなおように、食べものを与えるときは、大きさや固さに十分気をつけるようにしてください。
■赤ちゃんが、化粧品類、医薬品液状やクリーム状の洗剤などを飲み込んでしまったら
洗剤、漂白剤、シャンプー、お酒、調味料などの液体類は、誤飲の危険性が大です。赤ちゃんの手が届かない場所に保管する、または、シンク下の収納扉は、ロックするようにしてください。また、きれいな色や、いい香りの化粧品類も、危険ですので、注意してください。医薬品の錠剤、カプセル、シロップ類などの誤飲も多いです。きちんと片付けて、保管しておきましょう。
■ふとんやひも類の誤飲や窒息
1才未満の赤ちゃんは、フカフカのふとんに顔が沈み、顔をおおってしまうことで窒息したり、ひもが首に巻きついて、窒息するという事故が起こります。ベッドまわりの安全は、常にチェックしてください。衣類についているひも類は、はずした方がいいでしょう。たばこは、赤ちゃんの誤飲でダントツ1位になっています。赤ちゃんは、大人が口にしているものは、食べられるものと思います。そして何でも、口に入れてしまうのです。赤ちゃんの前で、たばこを吸わないこと、そして、灰皿やライターを置く場所も、赤ちゃんの居る部屋の中には、置かないようにしてください。赤ちゃんの健康にも、タバコの煙は全くよくないものです。また、たばこの成分が溶け出した浸出液は、より危険です。空き缶を灰皿代わりに使ったりしないように、普段から注意してください。
■小さなものの誤飲
ブロック、クレヨン、シール、おもちゃの部品などは、誤飲の危険があります。普段から、きれいに掃除して、赤ちゃんの身の回りは常に片付けておきましょう。
また、赤ちゃんが間違って誤飲をしてしまったときは、まわりにいる大人は、どのようにすればいいのでしょうか。赤ちゃんの顔色が悪く、息苦しそうな時は、気管に異物が詰まっている可能性があります。
■吐かせてはいけないものを飲み込んでしまった時の対処法
先のとがった画びょうや、ピアスなどは、無理に吐かせてはいけません。トイレ用洗剤などの強い酸性のものや、灯油、シンナーなどの石油製品、入れ歯洗浄剤などは、吐かせたことで、肺や食道を傷つける危険性があります。そのまま大至急、病院へ行くようにしてください。
赤ちゃんの誤飲は、いつ何を、どれくらい飲んだかで、処置の方法が異なります。 何かを飲み込んでしまったら、まだ口に残っているか、又は飲み込んでしまったかについて、確認しましょう。顔色や、機嫌が悪くないかどうかも見てください。
もし、誤飲した物が口の中に残っていたら、口の中にある残っているものを、取り除いてください。指をそっと差し入れて、口の手前に、残っている異物を、取り除きます。ただし、口の奥に、誤飲した物がある場合は、無理にかき出さないでください。指で奥に押し込んでしまう可能性が高く険です。
飲み込んでしまっていたら、なるべく早く吐き出す必要があります。吐かせてもOKな物なのかどうかを確認して、なるべく早く吐き出させてください。吐かせるときは、赤ちゃんの両ほほを指ではさみます。口を大きく開かせたら、舌の付け根を指で強く押します。上手に吐き出せなかったりすることもあると思います。吐き出しても、その後、様子がおかしいときには、すぐに病院に行くようにしてください。
誤飲した物がのどに詰まっていたら、赤ちゃんの背中を、強くたたいてください。大人が立てひざになり、頭が胸よりも低い位置になるように、太ももの上に赤ちゃんをうつぶせにします。そして、肩甲骨と肩甲骨の間を、平手で強くたたいてください。4~5回たたくことで、異物を吐き出させることができるでしょう。
赤ちゃんは呼吸器官がまだ未発達です。そのため、よくせき込んでしまうことがあります。これは、体の自然な反応です。せきは肺や気管に入った異物を、排出しようとするために出るものです。どのようなせきの症状であるかによって、病院に行く、行かないを決める必要があるでしょう。そのまま自宅で様子を見るせきの症状としては軽いせきが続く程度です。
診察時間内に受診してほしいせきの症状としては、・時間と共にせきがひどくなる。・コンコンと乾いた音の咳から、ゴホゴホと湿った音の咳に変わった。・呼吸が速く、発熱がある。・体重の増えが少なく、生まれたときから呼吸が速めである。などです。■診察時間外でも、受診をさせなければならないせきの症状としては・赤ちゃんがぐったりとして、小鼻を動かすようにあえいでいる。などがあります。
その他にも・せきが治まっているのに、肩で息をしている。、・呼吸したときに、胸がへこんでいて苦しそう。、・ミルクを吐いてぐったりしている。、・ヒューヒュー、ゼーゼー、というせきをする。、・夜中に犬の鳴き声のようなせきをしている。、・激しくせき込んでいる。などがあげられます。■救急車を呼ぶ咳の症状としては・顔や唇の色が変わり紫色になってきた。呼吸困難などがある場合です赤ちゃんのせきの仕方によっても、様々な症状があります。軽いせき程度であれば、問題はありません。しかし、異変に気がついたら、早めに医師にかかるようにしましょう。