赤ちゃんの病気・症状

赤ちゃんは、呼吸器官が未発達です。そのため、よくせき込むことがあります。これは、体の自然な反応です。せきは、肺や気管に入った異物を、排出しようとするために出るものです。

どんなせきの症状であるかによって、病院に行く、行かないを決める必要があるでしょう。

■そのまま自宅で様子を見るせきの症状

・軽いせきが続く程度。

■診察時間内に受診してほしいせきの症状

・時間と共にせきがひどくなる。
・コンコンと乾いた音の咳から、ゴホゴホと湿った音の咳に変わった。
・呼吸が速く、発熱がある。
・体重の増えが少なく、生まれたときから呼吸が速めである。

■診察時間外でも、受診をさせなければならないせきの症状

・赤ちゃんがぐったりとして、小鼻を動かすようにあえいでいる。
・せきが治まっているのに、肩で息をしている。
・呼吸したときに、胸がへこんでいて苦しそう。
・ミルクを吐いてぐったりしている。
・ヒューヒュー、ゼーゼー、というせきをする。
・夜中に犬の鳴き声のようなせきをしている。
・激しくせき込んでいる。

■救急車を呼ぶ咳の症状

・顔や唇の色が変わり紫色になってきた。呼吸困難などがある。


赤ちゃんのせきの仕方によっても、様々な症状があります。軽いせき程度であれば、問題はありません。しかし、異変に気がついたら、早めにお医者様に見てもらってください。

赤ちゃんの風邪は、発熱、鼻水、鼻づまり、せきなどの症状が見られます。風邪にかかりやすい赤ちゃんの年齢は、6カ月以降で、季節を問わずかかります。原因の多くはウイルスによるもので、その種類は、200以上とも言われています。

予防は、風邪がはやっているときの外出を避けることです。ウイルスに対する抗体が、一度感染してできても、別のウイルスに感染することがあるので、注意しましょう。

赤ちゃんによくある発熱について、説明します。赤ちゃんは、大人より、新陳代謝が盛んです。そのため、平熱が高いので、熱が上がりやすい体の作りになっています。体の中に、ウイルスや細菌が入ると、その増殖を防ぐために、発熱の症状が出てくるというしくみです。


■自宅で様子を見る程度の発熱

・多少熱っぽいが、赤ちゃんの機嫌がよく、食欲もある。また、ぐっすり眠れる。


■診察時間の間に受診して欲しい症状

・熱が上がっているが、水分補給はできている。
・赤ちゃんの脇の下や、おでこを冷やすと、眠る。
・熱はあるが、機嫌がいい。


■診察外でも受診して欲しい発熱の症状

・熱が下がらずに、ぐったりしている。高熱。水分もミルクも飲まない。


■大至急、救急車を呼ぶ状態

・赤ちゃんの意識がない。
・ひきつけを起こしている。
・39度以上の熱。
・立て続けにいつも吐く。
・生後2カ月までの赤ちゃんで38度以上の熱があり下がらない。
・嘔吐、激しい下痢があり、おしっこが出ない。


発熱にも、いろいろな症状があります。すぐに下がるような微熱であれば、それほど心配する必要もありませんが、赤ちゃんの様態は急変しやすいものです。熱が出た場合は、お医者様に見てもらうようにしてください。様態が急変したときが夜中でも、夜間の病院で見てもらうようにしましょう。

発熱の症状から考えられる病気は、おたふくかぜ、髄膜炎、尿路感染症、急性中耳炎、ヘルパンギーナ、突発性発疹などです。肺炎になったり、症状が悪化することが十分に考えられるので、自己判断は絶対にしないようにしましょう。


また、赤ちゃんの発熱の原因としては、さまざまな病気が考えられます。熱が出たときは、風邪をひいたと簡単に決めつけずに、お医者様に必ず診てもらうようにしましょう。


■流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) 

症状は、発熱や、患部の腫れと痛みです。かかりやすい年齢は、6カ月以降です。おたふく風邪は、季節を問わずかかります。おたふく風邪の原因は、耳の下にある耳下腺が、ウイルスによって腫れ、発熱することです。また、熱だけではなく、痛みも伴います。1週間ほど腫れが続き、赤ちゃんのあごの下や舌に広がることもあります。まれに、髄膜脳炎や髄膜炎を併発することもあるので、注意する必要があります。予防としては、任意で、1才以降に予防接種を受けることができます。接種しても、赤ちゃんがおたふく風邪にかかることがありますが、予防接種を受けていることで、症状は軽く済むでしょう。このおたふく風邪は、年齢が高くなるほど症状が重くなります。


■髄膜炎

髄膜炎の症状は、発熱、嘔吐、また、ひどくなると、ひきつけや意識の低下なども見られます。かかりやすい年齢は、6カ月以降で、季節を問わず、髄膜炎にかかります。原因として考えられることは、おたふくかぜ、中耳炎などの感染症の細菌やウイルスです。髄膜炎は、早期発見がとても大事です。赤ちゃんに後遺症が残る場合もあるので、十分注意してください。


予防と悪化させないためのケアは、中耳炎やおたふくかぜなどにかかった時、後遺症として現れることがあるので、赤ちゃんの体調の変化を見逃さないように、よく観察しておくことです。表情がとろんとして、ひきつけを起こしたりした場合は、なるべく早く受診するようにしてください。

赤ちゃんの”ひきつけ”について、説明します。赤ちゃんは、熱が出ると、ひきつけを起こしやすくなります。熱があって、ひきつけを起こした場合は、通常は2~3分で治まります。

○自宅で様子をみる程度のひきつけの症状
・ひどく泣いて、手足が震える状態。

○受診するひきつけの症状
・ひきつけは、2回目で、以前「熱性けいれん」と診断されたことがある。
・5分以内でひきつけが治まり、元気がある。

○診察外でも受診して欲しい、ひきつけの症状
・ひきつけが初めてで、1日に2回以上ひきつけを起こしている状態。

○大至急診察をしなければならない、ひきつけの症状
・平熱なのに、ひきつけを起こしたり、5分以上ひきつけが続く。
・左右に差があるけいれんを起こす。
・治まった後でも、赤ちゃんの手足がまひしている。、
・意識がもうろうとしている。
上記の場合は、一刻も早く受診するようにしてください。


■熱性けいれん

このけいれんの症状は、高熱のときに起こります。

かかりやすい年齢は、6カ月ごろ~4才ぐらいです。38度以上の熱が出たときに、けいれんが起こります。2~3分間、両手が突っ張った状態になり、意識がなくなります。

これは、発熱したことで、脳の神経細胞が一度に活動するのが原因です。後遺症の心配はありません。繰り返す体質の子どもは、発熱のたびにけいれんを起こします。

初めてのけいれんの時は、診療時間外でも、必ず受診するようにしてください。

■憤怒けいれん 

憤怒けいれんは、激しく泣いた時に呼吸が止まって突然けいれんを起こします。かかりやすい年齢は、3カ月~3才に多く見られ、顔や唇が青くなったりします。ほとんどが、1~2分で治まりますが、手足が震えたりすることもあります。

このけいれんは、成長とともに起こらなくなります。薬による治療は必要ありません。後遺症の心配もないでしょう。


■てんかん 

てんかんは、けいれんを起こしたり突然意識を失ったりします。

かかりやすい年齢は、6カ月以降で、脳の一部に異常が発生して起きます。何度も繰り返すため、後遺症が心配です。 てんかんは、テレビの画面の閃光や点滅が原因とも言われています。脳に特別な異常がない時は、薬で症状を抑えます。わからないこと、不安なことがあるときは、必ず、専門の医師に相談するようにしてください。

赤ちゃんの発疹について、説明します。

赤ちゃんは、肌がとても敏感なので、ちょっとした刺激でも、発疹の症状が現れるものです。湿疹を発見したときは、熱と湿疹の状態をチェックしてください。

●家で様子を見る程度の湿疹

・別の症状で病院に行ったとき、「いずれ発疹が出る」と言われた

●受診をして欲しい湿疹の症状

・高熱が続いた後の発疹
・熱は平熱なのに発疹がある
・口内炎ができている

●時間外でも、受診させる発疹の症状

・舌に赤いプツプツが見られ、熱が5日以上続いている
・目が充血し、ぐったりしていて、水分補給が出来ない

●大至急、医師に見てもらう発疹の症状

・けいれんが起き、赤ちゃんの意識がもうろうとしている

上記以外でも、どんな状態であっても、まずは医師に受診することをおすすめします。


■乳児湿疹

この病気の症状は、顔に赤いポツポツが出て、頭にも湿疹が出るというものです。

かかりやすい年齢は、2~3週間頃から2カ月ぐらいまでです。原因は、はっきりわかっていません。赤くポツポツした湿疹が、ジュクジュク、カサカサになり、赤ちゃんが痒がることもあります。

食べ物の汁や、よだれなどで、症状が悪化します。ぬらしたガーゼを使って、きれいにしてあげてください。

■脂漏性湿疹 

1~6カ月の赤ちゃんによく見られます。この病気の症状は、頭や額などに、ふけ状の固まりができます。新陳代謝が盛んな赤ちゃんは、皮脂が固まって湿疹ができやすく、皮脂の分泌が多い頭や額などに、湿疹ができます。

時間と共によくなり、黄色いかさぶた状に変化していきます。

皮脂が固まって出来た湿疹は、強くこすらず、ベビーオイルなどでふやかすようにしてください。石けんでよく洗らいましょう。

■突発性発疹

この病気の症状は、お腹を中心に生後初めての発熱の後に湿疹がでます。

■おむつかぶれ 

この症状は、おむつの当たる部分の赤ちゃんの肌が荒れる状態をいいます。

■皮膚カンジダ症 

この症状は、おしりが赤くなり、ただれます。 おむつかぶれと似ていますが、赤い発疹がうみを持ったり、しわの奥までただれたり、周りの皮がむけたりすることもあります。

■麻疹

麻疹の症状は、口の中に白い斑点とせき、鼻水、高熱が特徴です。

■水痘(水ぼうそう)
 
水痘は、かゆみのある発疹が水疱になり、熱が出ることもあります。

■手足口病 

この病気の症状は、高熱が出ることもあり、手のひらや足の裏、口の中に発疹がでます。

■あせも

あせもは、汗をかきやすいところに発疹ができ、かゆみがあります。

■アトピー性皮膚炎 

アトピー性皮膚炎は、湿疹が顔からはじまり、赤く荒れてかゆみを伴います。

赤ちゃんの下痢について、説明します。毎日、オムツを取り替えているお母さんは、いち早く赤ちゃんの便の状態の変化に気がつき、赤ちゃんの健康状態を守ってあげる必要があります。赤ちゃんがよく下痢をするのは、胃腸の粘膜が弱く、消化器が短いからです。ちょっとした刺激にも反応して、下痢をしてしまいます。


■自宅で様子を見る下痢の症状

・いつもより多少ゆるいうんちがでる。
・便の回数が、1~2回、いつもより多い。

■病院で受診する下痢の症状

・1週間以上、下痢が続いている。
・水のような便が、1日に5~6回出る。
・水分はとれているが、下痢と嘔吐が続く。
・下痢の回数が、最近増えた。
・食欲がなく、機嫌が悪い。
・下痢だけでなく、発熱と嘔吐を伴っている。
・便がすっぱい臭いで、少量の血が混じっている。


■診察時間外でも受診してもらう下痢の症状

・赤ちゃんの水分補給ができない。吐いてしまう。
・便が普通の便ではなく、白っぽい。
・粘血便が大量に出る。
・鮮血が混じっているうんちをする。
・熱があり、ウンチのにおいが異臭や悪臭でいつもと違う。


■大至急、受診してもらう下痢の症状

・下痢と嘔吐が激しく、大泉門がへこんでいる。

お腹を壊す下痢の症状だけでなく、赤ちゃんの下痢の症状からは、様々な病気が考えられます。乳糖不耐性下痢、ロタウイルス腸炎、キャンピロバクター腸炎、アレルギー性腸炎、単一症候性下痢、細菌性胃腸炎、急性胃腸炎などが考えられるので、異変に気がついたら、症状が悪化する前に、早めに病院で受診するようにしてください。大人と同様、赤ちゃんの便は、健康状態を表してくれる大切なサインなのです。


また、赤ちゃんが、もし下痢をしていたら、風邪だけではなく、様々な病気にかかってしまっている可能性を疑ってください。


■乳糖不耐性下痢

乳糖不耐性下痢にかかると、下痢が長く続き、赤ちゃんの体重が増えないなどの症状が出ます。この病気にかかりやすい年齢は、生後直後からです。原因としては、何らかの理由で、ラクターゼという酵素が不足していることが考えられます。ラクターゼとは、母乳やミルクなどの乳製品に含まれる乳糖を、分解したり消化したりする働きをもっているものです。消化がうまく出来なくなると、赤ちゃんは下痢を起こします。この病気は、お腹が張って、ゴロゴロして、時に嘔吐を伴うこともあります。多くは、下痢の症状が長引いて、腸の一部に炎症が起きた後天的なものです。しかし、下痢をしたら気をつけなければなりません。

予防や悪化させないためのケアとしては、まず、医師の受診を必ず受けてください。そして、治療用の乳糖が含まれていないミルクや、乳糖分解酵素の薬を投与して状態を見ていきます。後天的なものなら、短期間で治ります。治療用のミルクは、成長に影響はなく、きちんと栄養素が含まれているので、安心してください。ミルクは市販もされているようですが、必ず、医師の指示に従って飲ませましょう。勝手な判断はしないようにしてください。


■ロタウイルス腸炎

この病気の症状は、激しい嘔吐の後、水様便が大量に出ます。便の色は、白っぽいのが特徴です。かかりやすい年齢は、6カ月以降で、季節では、特に冬にかかりやすくなります。原因は、ロタウイルスに感染して起こるもので、ロタウイルスは冬に活発化しやすいウィルスです。激しい嘔吐と下痢、そして、発熱も伴います。すっぱいにおいの、水のような白い便が、大量に出ます。異変に気がついたら、すぐに病院に行くようにしてください。ウィルスから感染するので、おむつ替えの後は、しっかり石けんで手を洗いましょう。また、赤ちゃんが脱水症状を起こさないよう、水分補給はしっかり行ってください。


■キャンピロバクター腸炎 

この病気の症状は、発熱と粘液の混じった下痢が特徴です。


■アレルギー性腸炎 

この病気は、赤ちゃんの離乳食が始まってから、嘔吐や下痢の症状がでます。


■単一症候性下痢 

この病気の症状は、黄色っぽい水のような便が、1日に何回も出ます。


■細菌性胃腸炎 

この病気は、夏にかかりやすく、下痢、嘔吐、発熱の症状がでます。


■急性胃腸炎 

この病気は、下痢と嘔吐があり、1度排便を済ませても、すぐに排便したくなります。


このように、赤ちゃんの下痢の症状は、様々な病気が原因である可能性が考えられます。便の状態がおかしいと感じたときは、すぐに病院で診察を受け、赤ちゃんの健康を守って欲しいと思います。

赤ちゃんの嘔吐について、説明します。赤ちゃんの胃の中は、縦長になっています。赤ちゃんは、胃の上部にある噴門部の筋肉が、未発達なので、大人に比べて吐きやすく、ミルクなどをすぐに戻してしまうことがあります。ちなみに、噴門部の筋肉とは、食べ物や飲み物の逆流を防ぐ部分のことを言います。


■赤ちゃんが嘔吐をしても、自宅で少し様子を見てほしい症状は、以下の通りです。

・吐いていない時は元気がある。
・軽い吐き気はあるが、他に変わった様子はなく、機嫌も良い。


■診察時間に受診させて欲しい症状は、以下の通りです。

・赤ちゃんがひんぱんに吐く。
・ミルクを飲ませた後に、勢いよく吐く。
・吐くことを繰り返すが、食欲もあり、水分もとることが可能。


■診察時間外であっても、受診させる症状は、以下の通りです。

・ぐったりしていて元気がない。また、立て続けに吐く。
・赤ちゃんの顔が青ざめている。


■大至急、急患で病院に連れて行く必要がある症状は、以下の通りです。

・赤ちゃんがぐったりしている。また、急に泣き治め、また激しく泣くということを繰り返す。
・高熱や下痢を起こし、激しく吐く。水分がとれない。


赤ちゃんの嘔吐にも、様々な症状が見られることが、ご理解いただけると思います。赤ちゃんが吐いたときは、慌てずに対処し、どんな症状であっても、最終的には、早めにお医者様に診断してもらうことをおすすめします。風邪だけでなく、嘔吐から考えられる、いろいろな病気もあります。自分で判断するのではなく、赤ちゃんの体調が少しでもおかしいと感じたら、迷わず病院に行くようにしてください。


また、赤ちゃんに嘔吐の症状がある場合、ただの風邪でなく、さまざまな病気にかかっている可能性が考えられます。赤ちゃんが嘔吐した時と関連する病気について、説明します。


■吐乳・溢乳 

赤ちゃんが、授乳直後、ミルクを吐くなどの症状のことを言います。かかりやすい年齢は、2~3カ月頃までです。ミルクを飲み過ぎて吐いたり、空気もいっしょに飲んでしまい、嘔吐するというケースもあります。げっぷと共にミルクを吐く状態は、病気ではないので、心配ないでしょう。予防方法は、授乳後、立て抱きにして、背中をトントンしてあげます。赤ちゃんはミルクを飲んだ後、げっぷをするので、げっぷをした後に寝かせましょう。


■先天性噴門弛緩症

先天性噴門弛緩症の場合、赤ちゃんは元気なのに飲んだものを嘔吐するという症状があります。かかりやすい年齢は、生後直後からで、原因は、食べ物や飲み物の逆流です。予防法としては、1回の授乳量を減らしてみてください。そして、回数を増やし、吐かないように調整します。それでも体重があまり増えないようであれば、お医者様に見てもらうようにしてください。


■肥厚性幽門狭窄症

肥厚性幽門狭窄症の症状は、授乳のたびに激しく吐きます。かかりやすい年齢は、2~3週間以降の赤ちゃんです。胃の内容物が逆流し、十二指腸に出られない状態になるために起こります。噴水のように激しく吐き、授乳のたびに吐くので、体重が増えず、栄養不良になることもあります。


他に嘔吐の症状から考えられる病気としては、ウイルス性胃腸炎、腸重積症、脳炎、食中毒などがあげられます。

赤ちゃんによくある鼻水や鼻づまりについて、紹介したいと思います。赤ちゃんは、鼻水がつまりやすいです。それは、気管が狭いことが原因として考えられます。鼻がつまっている状態だと、呼吸だけでなく、ミルクが飲みづらくなります。ですから、お母さんは、こまめに取り除いてあげる必要があります。

家で様子を見る程度の症状なら、鼻心配は要りません。水・鼻づまりがあっても、機嫌がよく、よく眠っているという場合は、しばらく様子を見てください。

病院で診察を受けて欲しい症状は、赤ちゃんの呼吸が苦しそうだったり、鼻水が、緑色や黄色の色が付いているような場合です。他に、鼻がつまって、なかなか眠れなかったり、おっぱいが飲みにくそうな場合も、受診するようにしてください。発熱、せき、呼吸が荒いなどの症状の場合は、診察外でもお医者様に見てもらってください。

赤ちゃんの急性鼻炎の主な症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどです。また、かかりやすい年齢は、6カ月以降で、冬にかかりやすいとされています。予防としては、 まず、空気を乾燥させないことです。空気が乾燥している場所は、ウイルスや細菌が、粘膜で繁殖しやすい環境になってしまいます。

赤ちゃんの副鼻腔炎(蓄膿症)の症状は、黄色く粘り気のある鼻水と鼻づまりです。かかりやすい年齢は、6カ月以降で、冬にかかりやすくなります。

この副鼻腔炎の原因は、鼻の奥の空洞が細菌感染し、かぜなどの感染症の後に起こります。また、鼻水、鼻づまりだけでなく、頭痛もあります。抗生物質で治りますが、髄膜炎、中耳炎になることもあるので、十分注意してください。

風邪をひかせないことが1番の予防になります。また、鼻の中を清潔に保ち、普段から、たまった鼻水や鼻くそを、綺麗に掃除してあげるようにしてください

赤ちゃんがかかる、ぜんそくや肺炎について、説明します。赤ちゃんのぜんそくや気管支炎の症状としては、たんのからんだ咳が長く続きます。かかりやすい年齢は、1~2才で、季節の変わり目に、特にかかりやすくなるという特徴があります。原因として考えられるのは、かぜが長引き、せき、そして、ヒューヒューという、ぜんそくのような呼吸をするようになります。

症状を悪化させないために、まず、ペットの毛や、ほこりなどのごみを取り除いて、部屋の中は清潔に保ちましょう。一度かかると、気管支が敏感になりますので、注意してください。もちろん、タバコも厳禁です。

細気管支炎の症状は、湿ったせきで、呼吸困難になることもあります。細気管支炎にかかりやすい年齢は、1才未満の赤ちゃんです。また、冬にかかりやすいとされています。原因は、RSウイルスが、気管支の末端に炎症を起こし、かぜの症状が急変して呼吸困難になることです。命に関わることもあるので、かぜと診断されても、呼吸が苦しそうであったら、すぐに受診するようにしてください。

赤ちゃんの肺炎の症状としては、かぜが長引きくこと、発熱、湿ったせきなどが特徴です。かかりやすい年齢は、3才までで、冬の季節に起こりやすいので、特に注意してください。

幼い子供の命を守るのは、親の責任です。赤ちゃんは、泣いたり、ぐずったり、苦しいときは、お母さんに何らかのサインを出すものです。普段から、お子さんをよく観察して、異変に気がついたら、迷わず、お医者様に診てもらうようにしてください。

ぜんそくや肺炎には、タバコの煙が大敵です。家庭でタバコを吸う人がいる場合、よく換気をして、空気清浄機を用意するなどしてください。赤ちゃんが居心地の良い環境を作ってあげることが大切です。

赤ちゃんのインフルエンザ、および、さまざまな、気管支炎の症状について、説明します。赤ちゃんのインフルエンザの症状とは、急に高熱が出たり、激しいせきが出たりするのが特徴です。赤ちゃんがインフルエンザにかかりやすい年齢は、6カ月以降です。また、赤ちゃんのインフルエンザは、長引くケースが多いです。季節では、冬にかかりやすいと言えます。インフルエンザはウイルス性の病気です。

インフルエンザウィルスは非常に感染力が強く、ウイルスの種類もいくつかに分かれます。風邪に似た症状が強く出て、一冬に何度もかかることもある病気です。インフルエンザにかかると、抵抗力が弱い赤ちゃんは、症状が重症化することがあります。また、肺炎や脳症などの合併症を起こす危険性もあるので、十分に注意してください。

予防としては、予防接種が有効と言えるでしょう。インフルエンザの予防接種は、生後6カ月から受けることができます。赤ちゃんに感染させないためには、赤ちゃんだけでなく、パパもママも一緒に接種するのがいいと思います。

急性気管支炎にかかった時の赤ちゃんの症状は、せき、及び3日以上の発熱です。かかりやすい赤ちゃんの年齢は、6カ月以降です。また、冬にかかりやすい病気と言われています。原因は、かぜの延長戦で始まることが多く、気管支にウイルス感染します。原因の大半は、インフルエンザウィルスや、RSウイルスとされています。

肺の近くまで炎症が広がると、細気管支炎になることがあります。食欲がなく、嘔吐を伴うときは、脱水症状にならないように、水分補給を必ずまめにしてあげてください。

赤ちゃんの急性中耳炎や、突発性発疹などの病気について、説明します。


■急性中耳炎

症状は、軽い熱を伴い、風邪の後に耳の痛み、耳だれがあります。かかりやすい年齢は、6カ月~3才ぐらいまでで、冬には急性中耳炎になりやすいと言われています。原因としては、細菌がのどから耳管を通って炎症を起こし、急性中耳炎になるということが考えられます。赤ちゃんの耳管は、太く短く、そして水平なので、細菌が入りやすい状態にあります。お母さんは、耳だれが出て、病気に気づくということも少なくありません。予防や、悪化させないためのケアとしては、あまり熱がなくても、鼻水がひどいときは、耳鼻科へ連れて行くようにすることです。また、熱が下がらない、耳だれ、耳に手をやって泣くときも、お医者様に見てもらうようにしてください。


■尿路感染症

症状としては、突然、高熱が出て、嘔吐や下痢の症状が表れます。かかりやすい年齢は、女の子では、新生児の赤ちゃんの時、男の子では、1才以降です。かかりやすい季節は特になく、1年を通してかかるので、注意してください。原因として考えられることは、おしっこの通り道である尿路に細菌が侵入しおしっこの通り道炎症を起こしているなどです。赤ちゃんの尿が停滞したり、尿が逆流したりすることを繰り返していると、細菌が侵入して繁殖しやすくなります。赤ちゃんのおしっこの回数が増える、おしっこが出るときに痛がるなどの症状がある場合は、尿路感染症の疑いが強いでしょう。尿路感染症は、せきや鼻水はなく、38度以上の高熱が出てお母さんが初めて気づくことがほとんどです。予防や悪化させないためのケアは、大腸菌などの感染を防ぐために、陰部の清潔を普段から心がけることです。また、再発することがあるので、注意してください。


■ヘルパンギーナ

症状は、突然の高熱です。また、のどに水疱ができるなどの症状がでます。かかりやすい年齢は、1~3才で、かかりやすい季節は夏です。原因は、夏かぜの一種です。しかし、冬にも見られることがあります。ヘルパンギーナは、感染力が強く、突然、高熱から始まり、喉の奥に水疱ができます。この喉の奥の疱は痛みを伴うため、赤ちゃんの食欲が落ちることもあります。症状は、1週間ほどで治ります。予防や悪化させないためのケアとして、 おむつ替えのときには、しっかり手洗いをしましょう。手について、兄弟に感染することもあります。


■突発性発疹

症状は、お腹を中心に発疹が出ます。生後初めての発熱後に見られます。かかりやすい年齢は、4カ月以降で、ウイルスが原因です。突発性発疹は、2回以上かかることもあります。症状は、高熱が続き、熱が下がると同時に、赤い小さな発疹が現れます。発疹の跡は残りません。2~3日で自然に消えるでしょう。初めての発熱は、必ず病院で受診して、心配なときは、お医者様になんでも質問して聞くようにしましょう。

赤ちゃんの熱中症について、説明します。

赤ちゃんは、体温調節が上手にできません。そのため、暑さによる影響を受けやすく、季節に関係なく注意が必要です。

また、体内の水分量が多いので、脱水によるダメージも受けやすいです。つまり、赤ちゃんは、暑さにとても弱いということです。熱中症の事故を起こさないために、大人の気配りが最も重要です。

■赤ちゃんを車内に置きざりにしないようにしてください。

気温がそれほど高くない日でも、車の屋根は熱を吸収します。車内の温度は急激に上がり、赤ちゃんは危険な状態になります。車を離れるときは、たとえ短時間でも、一緒に連れて行ってください。

■地面からの照り返しに気をつけてください。

パラソルなどで、日陰を作っても、砂浜などは、照り返しが大変きつく、赤ちゃんの体が熱にさらされて危険です

大人は暑くない場合でも、アスファルトの照り返しは、ベビーカーの赤ちゃんを直撃します。
想像以上に暑くなることもあるので、十分気をつけてください。炎天下の日は、買い物に赤ちゃんを連れ回すのはやめましょう

■閉めきった室内は危険です。

赤ちゃんを閉めきった室内に残して、出かけないようにしてください。特に、暑い季節は絶対にやめてください。

暑いところにいた赤ちゃんの熱が上がったり、水分を受けつけなかったり、意識がもうろうとしている場合は、すぐに病院へ行くようにしてください。

熱中症の疑いはあるが、赤ちゃんの意識があるときは、まずは体を冷やしましょう。そして、たっぷりと水分補給をしてください。涼しい木陰など、風通しのよい場所に連れて行き、衣服を脱がせます。額に、冷たい濡れタオルなどを当て、赤ちゃんの体温を下げるようにしてください。

少しでも心配な場合は、すぐに病院に連れて行ってください。迷っている時間が命取りになる場合もあると思います。