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赤ちゃんの発熱
赤ちゃんによくある発熱について、説明します。赤ちゃんは、大人より、新陳代謝が盛んです。そのため、平熱が高いので、熱が上がりやすい体の作りになっています。体の中に、ウイルスや細菌が入ると、その増殖を防ぐために、発熱の症状が出てくるというしくみです。
■自宅で様子を見る程度の発熱
・多少熱っぽいが、赤ちゃんの機嫌がよく、食欲もある。また、ぐっすり眠れる。
■診察時間の間に受診して欲しい症状
・熱が上がっているが、水分補給はできている。
・赤ちゃんの脇の下や、おでこを冷やすと、眠る。
・熱はあるが、機嫌がいい。
■診察外でも受診して欲しい発熱の症状
・熱が下がらずに、ぐったりしている。高熱。水分もミルクも飲まない。
■大至急、救急車を呼ぶ状態
・赤ちゃんの意識がない。
・ひきつけを起こしている。
・39度以上の熱。
・立て続けにいつも吐く。
・生後2カ月までの赤ちゃんで38度以上の熱があり下がらない。
・嘔吐、激しい下痢があり、おしっこが出ない。
発熱にも、いろいろな症状があります。すぐに下がるような微熱であれば、それほど心配する必要もありませんが、赤ちゃんの様態は急変しやすいものです。熱が出た場合は、お医者様に見てもらうようにしてください。様態が急変したときが夜中でも、夜間の病院で見てもらうようにしましょう。
発熱の症状から考えられる病気は、おたふくかぜ、髄膜炎、尿路感染症、急性中耳炎、ヘルパンギーナ、突発性発疹などです。肺炎になったり、症状が悪化することが十分に考えられるので、自己判断は絶対にしないようにしましょう。
また、赤ちゃんの発熱の原因としては、さまざまな病気が考えられます。熱が出たときは、風邪をひいたと簡単に決めつけずに、お医者様に必ず診てもらうようにしましょう。
■流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
症状は、発熱や、患部の腫れと痛みです。かかりやすい年齢は、6カ月以降です。おたふく風邪は、季節を問わずかかります。おたふく風邪の原因は、耳の下にある耳下腺が、ウイルスによって腫れ、発熱することです。また、熱だけではなく、痛みも伴います。1週間ほど腫れが続き、赤ちゃんのあごの下や舌に広がることもあります。まれに、髄膜脳炎や髄膜炎を併発することもあるので、注意する必要があります。予防としては、任意で、1才以降に予防接種を受けることができます。接種しても、赤ちゃんがおたふく風邪にかかることがありますが、予防接種を受けていることで、症状は軽く済むでしょう。このおたふく風邪は、年齢が高くなるほど症状が重くなります。
■髄膜炎
髄膜炎の症状は、発熱、嘔吐、また、ひどくなると、ひきつけや意識の低下なども見られます。かかりやすい年齢は、6カ月以降で、季節を問わず、髄膜炎にかかります。原因として考えられることは、おたふくかぜ、中耳炎などの感染症の細菌やウイルスです。髄膜炎は、早期発見がとても大事です。赤ちゃんに後遺症が残る場合もあるので、十分注意してください。
予防と悪化させないためのケアは、中耳炎やおたふくかぜなどにかかった時、後遺症として現れることがあるので、赤ちゃんの体調の変化を見逃さないように、よく観察しておくことです。表情がとろんとして、ひきつけを起こしたりした場合は、なるべく早く受診するようにしてください。